歯の健康・お口の健康ってどういうこと?
「健康」とはいったいどういうことでしょうか?
そして歯の健康・お口の健康とは?
下の図をご覧下さい。左をゼロ、右をマイナス9として、歯とお口の状態を表してみました。

| 健康度 | 0 | −1 | −2 | −3 | −4 | −5 | −6 | −7 | −8 | −9 |
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| 健康 | お口の診査 | ハミガキの練習 | 歯石の付着 | 歯並びの乱れ | 歯ぐきの炎症 | 浅いムシ歯 | 深いムシ歯 | 歯を抜く | ブリッジ | 義歯 |

上の図では、右に行くほど歯が少なく、治療が多く必要な状態になっています。逆に左に行くほど、歯科医師の手が必要でない状態になっています。みなさんがお感じになるとおり、治療が必要の無い状態、歯とお口の病気のことについて気にしなくてもよい状態、それを健康と言うことができると思います。
言いかえれば歯科医療の価値というのは、治療をやりつづけることではなくて、治療の必要がないようにしていくことだと私たちは考えています。歯科医師が手をつけるということは、削ったり抜いたり・・・歯はだんだん少なくなっていくのです。一度失われた自然の歯を元に戻すことは不可能です。
歯の治療はできればしない方がよい・・・でも現実に歯とお口のトラブルを抱えたときにはやはり治療が必要になってきます。
歯の病気には他の病気とは違った特徴があります。それは、ほとんどが「自然に治る」ということが少なく、放っておいても悪くなるということです。軽い風邪などでは、とくにお薬を飲まなくても、休息と栄養をじゅうぶんにとることで治ることも多いと思います。これはみなさんの身体に「自然治癒能力」が備わっているからです。 もちろんお口にも自然治癒能力は備わっています。しかし、ムシ歯であいてしまった穴は自然にふさがることはありません。「歯の痛みがあったけれども、しばらくしたら治まった」という場合でも、自然に治まった場合もあれば、治ったわけではなく痛みが感じられなくなっただけで、ムシ歯自体はより進行していることもよくあります。
このように、治療が必要な場合には早めに対処したほうがよいでしょう。そして後はなるべく治療が必要にならないように、しっかりとした治療をしておくことと、治療が終わったら予防にじゅうぶん力を入れていくことが大事です。
次に、わたしたちが治療にあたるときの指針についてお話します。
わたしたちの治療指針
「歯とお口の健康って?」でお話したような、「健康」に近づくためには、どのような方針にもとづいて治療にあたればよいのでしょうか?
まず大事なのは、場当たり的な対応を続けるのではなく、トラブルの原因をなくすことです。歯とお口の病気、そのほとんどはムシ歯と歯周病です。そして、この2つは病気を起こす細菌がお口の中で増えすぎることが原因でおこります。つまり、お口の中をきれいにすることで病気を引き起こす細菌を減らす、これがまずはじめに大事なことだと思います。
つぎに、お口の状態を病気にかかりにくくすることも大事です。病気の原因がないのが一番、仮に病気になりそうであっても病気にかかりにくいお口であれば、トラブルがおこる可能性はまた一段と減ることになります。
そして、お口のかみ合わせを望ましいかたちに保つことです。上下の歯がかみこむとき、体重と同じくらいの力がかかるといわれています。かみ合わせの力のかかり具合が少しずれてると、長い間には大きなズレになってくることもあります。
最後に、歯とお口は「食べる」という機能を果たすだけではなく、あなたのすてきな笑顔を作り出す大事な要素です。他人から見える部分の歯が、自然で美しい外観であること、これは常に考えていたいものです。
もちろん、「痛くて眠れなかった」「前歯が折れてカッコ悪い」といった緊急事態にはすぐに対応が求められます。緊急事態を乗り越えられたら、歯とお口の健康について一度じっくりと考えてみませんか。
0.痛みや不快感をとりのぞくこと
1.お口を衛生的にすること
2.病気にかかりにくいお口にすること
3.かみ合わせの力関係を適切にすること
4.素敵な笑顔をつくること
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