治療例3:深いむし歯だけど神経を残してほしい

患者さん情報

性別男性
年代30代

治療情報

症状お痛みなどの症状はありませんでしたが、検査の結果、深いむし歯があることが分かりました
治療方法MTAを使用した歯髄温存療法を行い、ダイレクトボンディングで修復する方針としました
費用8万円(消費税別)
備考一回目のアポイント時にむし歯除去、二回目に歯髄温存療法を行い、三回目で最終のダイレクトボンディングを行いました

治療の詳細

左の下、前歯と奥歯の中間にある歯(第2小臼歯)にむし歯が見つかりました。通常の治療手順に従うと「神経を抜く」ということになりそうでした。ご相談の上で、保険外診療にはなりますが、神経を残しながらの治療を行うことを決定しました。

局所麻酔を行った後にラバーダムを設置します。少しずつ慎重に、かつ徹底的に虫歯菌を除去していきます。

むし歯を除去すると想定通り歯髄(歯の神経)が露出しました。

診断基準に基づき、当初の計画通りに歯髄温存療法が行えると判断しました。MTAセメントを用いて歯髄を保護します。

後日、痛みなどの症状がなく、歯髄温存療法は良好に経過していると思われました。最終のダイレクトボンディングを行い、治療完了となります。

治療後も定期メンテナンスでご来院いただいています。本記事の執筆時点で4年経過しましたが、特に問題なく、良好な経過をたどっています。今後とも引き続き慎重に経過を観察してまいります。

補足事項

・本ページに記載されている情報は、治療が行われた当時の記録に基づいています。
・歯科治療には不確実性があり、また、個別の状況は千差万別です。「これと同じ治療を」とご希望の場合において、必ずしもお応えできるとは限りません。
・掲載されている治療費には、初診料、検査料、他の歯の治療費などは含まれていません。
・治療費の改訂を随時行っております。これから治療を行うにあたってご提示する金額は、掲載されている額と異なる可能性があります。