セラミック治療

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金属インレーをセラミックに!精密修復のビフォー&アフター#36

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金属インレーをセラミックに!精密修復のビフォー&アフター#36

After

金属インレーをセラミックに!精密修復のビフォー&アフター#36

はじめに

「必要なところは全部治してほしい」というご要望を受け、治療計画を立案して優先順位の高い部位から処置を進めました。今回はその中から左下第一大臼歯(#36)の金属インレー置換をご紹介します。以前のメタルインレー下に二次う蝕が疑われたため、審美性と生体親和性を考慮しセラミックインレーへ交換する方針としました。

治療ステップ

1 日目

1. 局所麻酔・ラバーダム防湿 — 治療部位を唾液から隔離し無菌的環境を確保。
2. メタルインレー除去 — 削合時の粉塵を吸引しつつ、既存インレーと古いセメントを完全撤去。
3. 感染歯質の除去 & 歯髄保護 — う蝕検知液とマイクロスコープで感染歯質を徹底的に除去し、必要に応じて覆髄材を設置。

2 日目

1. セラミックインレー形成 — マージンを明瞭にし、歯質削除量を最小限に抑えながら形態を整えます。
2. 印象採得(型取り) — シリコン印象材で精密印象を採得し、技工所へ送付。

3 日目

1. セラミックインレー装着 — 試適で適合・形態・色調を確認後、接着用レジンセメントで装着。
2. 咬合調整 — 高さや干渉を細かくチェックし、ポリッシングで仕上げ。

まとめ・考察

適合性:マイクロスコープによる形成と高精度印象で、インレー辺縁のギャップを最小化。
審美性:隣在歯と調和する色調で自然な仕上がりを達成。
重要ポイント:見た目の改善だけでなく、二次う蝕防止のため感染歯質の徹底除去が最優先。

愛歯科医院ではマイクロスコープを標準装備し、各ステップを丁寧に進めることで長期的な天然歯の保存を目指しています。

京都市中京区 四条烏丸 愛歯科医院 金明善

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「前歯をきれいにしたい」 〜根管治療・歯周外科・セラミック補綴による審美治療〜

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「前歯をきれいにしたい」 〜根管治療・歯周外科・セラミック補綴による審美治療〜

After

「前歯をきれいにしたい」 〜根管治療・歯周外科・セラミック補綴による審美治療〜

「前歯をきれいにしたい」 そのご希望に応えるために

この患者さんはすでに愛歯科医院に通われている方のご紹介でご来院されました。
最も気にされていたのは、前歯の見た目を改善したいということでした。

しかし、ここ数年は歯科医院でのケアや治療を受けられておられず、お口全体の健康状態を整える必要がありました。そのため、いきなり補綴治療を進めるのではなく、まずは歯周病治療や親知らずの抜歯などの基礎治療から開始しました。

治療の流れ

1. 口腔環境を整える基礎治療

まずは歯周病治療を行い、健康な歯ぐきを維持できる状態にしました。加えて、必要な親知らずの抜歯を行い、お口の環境を整えました。

2. 根管治療(マイクロスコープ精密根管治療)

右側の前歯はすでに神経がない状態だったため、根の先に感染が広がらないよう精密根管治療を行いました。これにより、根の病変を除去し、歯の寿命を延ばすことができました。

3. 歯ぐきのラインを整える歯周外科処置

歯ぐきのラインが左右で不揃いだったため、見た目のバランスを改善する目的で歯周外科処置を実施しました。歯ぐきの形を整えることで、最終的なセラミッククラウンがより自然で美しく仕上がるようにしました。

4. 仮歯の調整

治療期間中は仮歯を装着し、見た目を保ちつつ、仮歯の形状を微調整しながら歯ぐきのラインを整えました。これにより、最終的なセラミッククラウンの仕上がりがより自然なものになりました。

5. セラミッククラウンの製作・装着

準備が整った段階で最終的な型取りを行い、セラミッククラウンを製作しました。ただし、前歯4本のうち1本は過去に他院で治療されていたため、今回はその歯には手を加えず、他の歯との調和を意識して製作しました。既存の歯と新しいセラミッククラウンの見た目を合わせることは難易度が高いのですが、歯科技工士と密に連携し、色調や形態を慎重に調整しました。

治療結果と経過

前歯の見た目が整い、機能面でも良好な仕上がりとなりました。患者さんは大変満足され、長年気になっていた前歯の悩みが解消されました。現在も定期メンテナンスを継続しており、今後も経過を注意深く観察していきます。

まとめ

前歯の見た目を改善するためには、単に被せ物をするだけでなく、歯ぐきのラインや噛み合わせも考慮することが重要です。今回のケースでは、精密根管治療・歯周外科・補綴治療を組み合わせることで、自然で美しい仕上がりを実現しました。

「前歯の見た目が気になる」「自然な仕上がりにこだわりたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

京都市中京区 四条烏丸 愛歯科医院 金明善

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Case1 詰め物が欠けた

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Case1 詰め物が欠けた

After

Case1 詰め物が欠けた

治療の詳細

治療前

治療前

緊急でご来院されたときに応急処置を行い、後日、アポイントをとって頂いて治療を開始いたしました。

治療中

治療中

ラバーダムを設置した後、古い詰め物を除去していきます。
(マイクロスコープを通して撮影した写真です)

治療中その2

治療中その2

「う蝕検知液」でむし歯を染め出しながら、徹底的にむし歯を除去していきます。
う蝕検知液で染まらなくなるまで、この過程を何度も繰り返します。
(マイクロスコープを通して撮影した写真です)

治療中その3

治療中その3

クラウン(かぶせ)修復を行えるように歯の形を整えてから、iTero口腔内スキャナーでスキャンを行います。
(スキャナーで記録された三次元データから抽出した画像です)

治療後

セラミッククラウンによる修復が完了した状態の写真です。

今回の患者さんの場合、最終の形は部分修復(インレーやアンレー)ではなく、クラウンが最適です。
理由は二つあり、その一つは、多面修復よりもクラウンの方がより長持ちするという科学的根拠(エビデンス)があるためです。*1
もう一つは、この患者さんを拝見し始めてから12年が経過しており、その間の推移から判断して、歯が欠けたり割れたりする可能性を低くするためです。

治療後

*1 T.Miyamoto et al, Treatment history of teeth in relation to the longevity of the teeth and their restorations: Outcomes of teeth treated and maintained for 15 years. J Prost Den 2007

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