愛歯科医院の診療コンセプトについてお伝えします。

ヒトの歯についての原則

まず前提として、人間の歯について以下のことを確認しておきましょう。

歯は再生することがなく、治療は人工物で置換するしかない
一本の歯で治療を繰り返すには限界があり、治療できない状態になれば、抜く(抜歯)ということになる
永久歯を失ったあとは新しく生えてこない


Status-Intervention Index

私の師であるDr.Beachは、人間の歯とその病状、そして治療について、次のような一枚の絵で表しました。

SI index

根源的に考えると歯の疾患と治療は誰も望まないことであり、予防ができればそれに越したことはありません。
そのためDr.Beachは健康な状態をゼロと定め、病気があるということはマイナスの状態であると定めました。
そして歯科治療とは、マイナスをゼロに戻していく介入であるとしました。

上に示した図では、検診や予防指導などがゼロに近い左側にあり、抜歯や義歯などがマイナスの大きい右側に示されています。
検診や治療を受けられなかったり、あるいは避けていると、徐々にマイナスが大きくなり、歯がない状態に向かいます。
治療はもちろん検診や予防処置すら必要ない、歯科医院がこの世になくてもいい・・・そんな時代が訪れたら究極の理想かもしれません。しかし現実としては、歯科医療の必要性は今後もまだなくなりません。


歯科医療の基本方針

私たちが患者さんの診療にあたる際の基本方針を以下のように定めます。
(Dr.Daryl R. beach)

1.口腔衛生の確立と維持
(お口がいつまでも衛生的に保たれること)
2.組織抵抗の増強、または維持
(病気にかかりにくいお口にすること)
3.口腔内の好ましい力関係の確立と維持
(気持ちよく噛めるお口にすること)
4.日常他の人に見える口腔範囲の自然な外観の創造、または維持
(すてきな笑顔を創り出すこと)


基本方針をどのように具体化していくのか

そしてさらに、実際に愛歯科医院でどのように医院を構成し、運営していくのかについて、具体化していきます。

診療環境

pd診療システム
〜人間工学に基づいた診療システムにより、ムリ・ムラ・ムダをなくし、最善の治療結果がもたらされるようにつとめます

マイクロスコープ、CT、口腔内スキャナー
〜高精度な治療を実現するための機器を積極的に導入し、最善の治療結果がもたらされるようにつとめます

相談室
〜患者さんの悩みや望みをお伺いし、治療法を提案するーそのような相談においては専用の相談室にて行います

半個室型の診療室
〜プライバシーを確保しながら、換気が滞らないような半個室型の診療環境で診察を行います

滅菌室
〜スタンダードプリコーションの考え方に基づき、各種の洗浄機や滅菌器を用いて清潔な診療を行います

管理運営

計画診療
〜患者さんの生活環境、生活習慣を下敷きにして、口の中を総合的にとらえて治療計画を立案します

時間約束制
〜精密な治療の提供と、院内感染防止対策の二つの観点から、完全時間約束制のアポイントシステムで診療を行います

診療方針

最初に予防/原因除去療法
〜まず行うのは、前述した基本方針の通り、口腔衛生の確立です

一口腔単位の治療
〜口の中を総合的にとらえて治療計画を立案し、一つずつ実行していきます。
 審美治療が行えるのは、かみ合わせが整った後になります

継続的なメインテナンス
〜いったん治療が完了したら、継続的なメインテナンスでお口の状態を保てるようにしていきます


このページではコンセプトの提示として、大まかなところを記載しました。
今後、より具体的に説明するページを追加していこうと思います。
2021-10-06

愛歯科医院 院長 金明善

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