症例・治療例

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乳歯の後ろから永久歯が生えてきた

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乳歯の後ろから永久歯が生えてきた

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乳歯の後ろから永久歯が生えてきた

子どもの矯正治療~乳歯から永久歯へのスムーズな移行を目指して~

初診時年齢:5歳(2003年生まれ)
ある日、5歳のお子さまと保護者の方が当院を訪れました。主訴は「乳歯の後ろに永久歯が生えてきている」というものでした。このような状態は、乳歯がスムーズに抜けず、永久歯の生え方に影響を与える可能性があります。

治療の流れ


写真は矯正治療を開始する直前の様子です。乳歯がぴったりと並んでいます。
一見きれいな歯並びに見えますが、この歯並びでは永久歯が生えてくるスペースが足りず、このままだといわゆる「乱ぐい歯」になる可能性がありました。

矯正治療は6歳の時に開始しました。使用した装置は「3Dリンガルアーチ」というもので、永久歯を抜かずに自然な歯並びを形成することを目指しました。この装置は、成長期のお子さまの顎の発達に合わせて歯を理想的な位置に導く役割を果たします。

治療は11歳で終了しました。その時点で、歯列に若干の不整は見られたものの、患者さまと保護者の方が「これで十分満足」とおっしゃったため、第2段階の矯正治療(Ⅱ期治療)は行いませんでした。

現在の経過


治療終了後も定期的にメンテナンスを行いながら、歯列や噛み合わせの状態を見守っています。永久歯の並びが安定し、日常生活に支障がない状態を維持しています。

保護者の皆さまへ

お子さまの歯並びや噛み合わせは、成長とともに変化していきます。早期発見と適切な対応が、その後の歯列や健康に大きく影響します。お子さまの歯に少しでも気になる点がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

京都市中京区 四条烏丸 愛歯科医院 院長 金明善

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Case1 入れ歯を卒業してインプラントにしたい

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Case1 入れ歯を卒業してインプラントにしたい

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Case1 入れ歯を卒業してインプラントにしたい

治療の詳細

次のようなステップで治療を進めました。一般的なインプラント治療の進め方になります。

治療の詳細

  • 検査(CT等)、インプラント治療計画の立案
  • サージカルガイドの製作
  • インプラント1次手術
  • インプラント2次手術
  • 型取り
  • 仮歯の製作、かみ合わせの確認
  • 最終セラミッククラウンの製作と装着
  • かみ合わせの確認と調整

現在も定期メインテナンスでご来院頂いており、良好な経過をたどっています。
(技工担当:有限会社Zahn/田中歯科技工士)

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Case1.歯を磨くと血が出る

2024.12.02 歯周病治療

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Case1.歯を磨くと血が出る

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Case1.歯を磨くと血が出る

治療の詳細

治療方針は歯周病治療の国際標準に従い、着実に進めました。
保存不可能な歯の抜歯とともに、原因除去療法(ブラッシングの強化と歯石除去)を行いました。
治療後は腫れていた歯ぐきが引き締まり、良好な状態になっています。
治療開始前の段階では残せるかどうか未定だった歯も状態が落ち着いてきて、できるだけ残していこうとしています。
現在(記事執筆時点の2022年7月)はサポーティブペリオドンタルセラピー(SPT)を継続中です。

所感

ブラッシング(歯磨き)は毎日の生活の中で行われます。歯周病治療でもっとも重要なポイントはこのブラッシングです。ブラッシングの状態が改善されなければ、どんなに高価な薬剤や特殊な手術法を用いたとしても、歯周病治療は成功しません。

この患者さんの場合、担当歯科衛生士との二人三脚で、ブラッシングを非常によく頑張ってくれたため、治療が成功に至ったと考えています。ブラッシングと歯石除去をあわせて「歯周基本治療」と呼びます。これがもっとも大事な治療の段階となります。

ここができていないと治療は成功しません。大事な治療ステップですが、地味な治療です。派手さはありません。たとえ地味ではあっても、大切な基本をおろそかにせず、粘り強く取り組むことが、結局のところ歯周病治療を成功に導いてくれます。

私がいつも患者さんにお話しすることは、「歯の治療に逆転満塁ホームランはない」です。
今後とも引き続き注意深く、経過を観察していきたいと思います。

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Case2 歯を削らずにすきっ歯を治したい

2024.12.02 すきっ歯

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Case2 歯を削らずにすきっ歯を治したい

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Case2 歯を削らずにすきっ歯を治したい

治療の詳細

歯を削らずに、できるだけ短期間で可能な方法を、というご希望でした。
拝見したところ、むし歯もなく、歯ぐきの状態も良かったため、ダイレクトボンディングが可能であると診断しました。

治療中

治療中

マイクロスコープで記録された画像です。
ラバーダムを装着して処置を始めます。
患者さんに合わせて作られた、カスタムメイドのシリコーンガイドを用いて、歯の新たな形を作っていきます。

治療後

治療後

処置が終わって、喜んでいただくことができました。

3年経過時

3年経過時

治療後も定期的なメインテナンスでご来院いただいています。
3年経過時点での写真がこちらです。定期メインテナンスの際に、再研磨を行いました。

補足事項
  • 本ページに記載されている情報は、治療が行われた当時の記録に基づいています。
  • 歯科治療には不確実性があり、また、個別の状況は千差万別です。「これと同じ治療を」とご希望の場合において、必ずしもお応えできるとは限りません。
  • 掲載されている治療費には、初診料、検査料、他の歯の治療費などは含まれていません。
  • 治療費の改訂を随時行っております。これから治療を行うにあたってご提示する金額は、掲載されている額と異なる可能性があります。

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Case1 すきっ歯を治したい

2024.12.02 すきっ歯

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Case1 すきっ歯を治したい

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Case1 すきっ歯を治したい

治療の詳細

むし歯もなく、衛生状態も良好でした。かみ合わせにも問題が無かったため、ダイレクトボンディングが可能と診断しました。
矯正治療やラミネートベニアでも可能です。いずれにしても妥当な治療計画と考えます。
今回は、じゅうぶんご相談の上、それぞれの治療方法における利点欠点をご理解頂いてから治療開始といたしました。
結果としては自然な仕上がりが得られ、患者さんにはとてもご満足頂けました。

治療の詳細事前に歯の色を計測しておきます。

治療の詳細また、シミュレーションと形態ガイドを作製しておきます。

治療の詳細治療後、側方から確認した状態です。

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Case2 変色した詰め物をきれいにしたい

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Case2 変色した詰め物をきれいにしたい

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Case2 変色した詰め物をきれいにしたい

治療の詳細

治療前

治療前

治療開始前の状態です。
詰め物の変色、ステイン(着色)の付着、そして神経を抜いたことによる変色が認められます。

ステイン除去

ステイン除去

まず初めに、歯石除去、口腔衛生指導などの予防処置を行いました。
続いて、ステイン(着色)を除去するエアフローを実施しました。
エアフローとは、圧縮空気でカルシウムの粉を吹き付けてステインを除去する処置のことです。
ステインが除去されて、詰め物と歯の変色が明瞭に認識できるようになりました。

ウォーキングブリーチ後

歯の神経がなく、変色している歯(右下2番、画像では左側)に対してウォーキングブリーチを行いました。
他の歯との差が分からない程度まで漂白を行うことができました。

ウォーキングブリーチ後

治療後

治療後

治療対象は2本の歯でした。片方ずつ、ダイレクトボンディングにて審美修復を行いました。
保存不可能な歯の抜歯とともに、原因除去療法(ブラッシングの強化と歯石除去)を行いました。
引き続いて右側の歯にもダイレクトボンディングを施術しました。

治療後

所感

セラミッククラウン(かぶせもの)やラミネートベニアなどの治療法も検討いたしましたが、歯を削る量や、将来的に追加の処置が必要になった場合に対処がしやすくなる利点を考慮し、ウォーキングブリーチとダイレクトボンディングという治療法で決定しました。

治療結果にはご満足頂けて、現在は定期メインテナンスを継続しています。
ステイン(着色)は嗜好物によって再付着すると思われます。その際は再度ステイン除去を行う予定です。
今後とも引き続き注意深く、経過を観察していきたいと思います。

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Case1 むし歯の治療

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Case1 むし歯の治療

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Case1 むし歯の治療

治療の詳細

むし歯の治療

治療前

治療前

治療を開始するときの様子です。一見するとむし歯があるようには見えません。
(マイクロスコープを通して撮影した写真です)

治療中

治療中

治療を進めていくと、想定通りの状態でむし歯がありました。このむし歯を徹底的に除去していきます。
(マイクロスコープを通して撮影した写真です)

治療中その2

治療中その2

むし歯の除去が完了しました。この後はむし歯で溶けてしまった歯の形を修復する段階に入ります。
この状態から例えばインレーという詰め物で修復を行うとすれば、ここからさらに歯を削り込んでいくことになります。
今回は、これ以上の歯の切削を避けることができる、ダイレクトボンディングで治療を進めることとしました。
(マイクロスコープを通して撮影した写真です)

治療後

治療後

ダイレクトボンディンによる修復が完了しました。
自然な姿に回復できたと思います。
むし歯の再発を防ぎ、治療後のこの状態が長く続くことを願っています。

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Case1 詰め物が欠けた

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Case1 詰め物が欠けた

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Case1 詰め物が欠けた

治療の詳細

治療前

治療前

緊急でご来院されたときに応急処置を行い、後日、アポイントをとって頂いて治療を開始いたしました。

治療中

治療中

ラバーダムを設置した後、古い詰め物を除去していきます。
(マイクロスコープを通して撮影した写真です)

治療中その2

治療中その2

「う蝕検知液」でむし歯を染め出しながら、徹底的にむし歯を除去していきます。
う蝕検知液で染まらなくなるまで、この過程を何度も繰り返します。
(マイクロスコープを通して撮影した写真です)

治療中その3

治療中その3

クラウン(かぶせ)修復を行えるように歯の形を整えてから、iTero口腔内スキャナーでスキャンを行います。
(スキャナーで記録された三次元データから抽出した画像です)

治療後

セラミッククラウンによる修復が完了した状態の写真です。

今回の患者さんの場合、最終の形は部分修復(インレーやアンレー)ではなく、クラウンが最適です。
理由は二つあり、その一つは、多面修復よりもクラウンの方がより長持ちするという科学的根拠(エビデンス)があるためです。*1
もう一つは、この患者さんを拝見し始めてから12年が経過しており、その間の推移から判断して、歯が欠けたり割れたりする可能性を低くするためです。

治療後

*1 T.Miyamoto et al, Treatment history of teeth in relation to the longevity of the teeth and their restorations: Outcomes of teeth treated and maintained for 15 years. J Prost Den 2007

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Case2 深いむし歯だけど神経を残してほしい

2024.12.02 歯髄温存療法

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Case2 深いむし歯だけど神経を残してほしい

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Case2 深いむし歯だけど神経を残してほしい

治療の詳細

治療の詳細左の下、前歯と奥歯の中間にある歯(第2小臼歯)にむし歯が見つかりました。通常の治療手順に従うと「神経を抜く」ということになりそうでした。ご相談の上で、保険外診療にはなりますが、神経を残しながらの治療を行うことを決定しました。

治療の詳細局所麻酔を行った後にラバーダムを設置します。少しずつ慎重に、かつ徹底的にむし歯菌を除去していきます。

治療の詳細むし歯を除去すると想定通り歯髄(歯の神経)が露出しました。

治療の詳細診断基準に基づき、当初の計画通りに歯髄温存療法が行えると判断しました。MTAセメントを用いて歯髄を保護します。

治療の詳細後日、痛みなどの症状がなく、歯髄温存療法は良好に経過していると思われました。最終のダイレクトボンディングを行い、治療完了となります。

治療の詳細治療後も定期メインテナンスでご来院頂いています。本記事の執筆時点で4年経過しましたが、特に問題なく、良好な経過をたどっています。今後とも引き続き慎重に経過を観察してまいります。

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Case1 神経を抜かずに治してほしい

2024.12.02 歯髄温存療法

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Case1 神経を抜かずに治してほしい

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Case1 神経を抜かずに治してほしい

治療の詳細

治療の詳細久しぶりの歯科受診で検査を行ったところ、むし歯が見つかりました。
奥歯に深いむし歯があります。すでに歯の神経にまで到達していそうに見受けられます。
ご相談の上、歯髄温存療法で治療を行い、可能な限り歯の神経を残していけるようにという目標を立てました。

 治療の詳細治療を開始してからむし歯を除去していくと、当初の想定通り歯の神経に届きました。
この時点で「神経を抜く」という治療方針をとったとしても、医学的には妥当です。
数分経つと自然に出血がおさまりましたので、歯の神経を残せる可能性は高い、つまり歯髄温存療法が実施できると判断しました。

 治療の詳細MTAで露出した神経を覆います。今回の場合は2カ所ありました。

治療の詳細後日ふたたびご来院頂き、不快な症状(痛みなど)がないか確認します。幸いなことになんの症状もなく、歯髄温存療法はひとまず良好に推移していると判断できました。ダイレクトボンディングで修復を行い、治療完了といたしました。

治療の詳細その後も定期メインテナンスでご来院頂いており、この歯についても経過観察を行っています。治療後約4年、問題なく経過しています。今後とも引き続き慎重に経過を観察してまいります。

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Case1 抜くしかないと言われたけど・・・

2024.12.02 精密根管治療

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Case1 抜くしかないと言われたけど・・・

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Case1 抜くしかないと言われたけど・・・

治療の詳細

抜くしかないと言われたけど・・・
奥歯のお痛みでお困りだった方ですが、以前に「治療ができないから抜くしかない」と聞いていたそうです。
通常の診察では歯の状態がはっきりと診断できなかったので、CT(コンピュータ断層撮影)を行いました。

Before

Before

すると歯の根っこが膿んでいることが確認できました。上顎洞にも炎症が広がっています。
この歯の根管(神経の管)の形はY字型といえばいいでしょうか、治療には難しさが伴います。
「治療ができない」という診断が下されても不思議ではありません。
その難しさを克服するために、CTとマイクロスコープを活用することで治療を完了させることができました。

After

After

一年後、根の情況を確認するためにあらためてCTの撮影を行いました。
上顎洞の炎症も消え、(まだ完全ではありませんが)骨が再生し、治癒傾向にあると判断できます。

定期メインテナンスに継続してご来院して頂いています。
今後とも引き続き慎重に経過をみてまいります。

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