症例・治療例

金属インレーをセラミックに!精密修復のビフォー&アフター#36

Before

金属インレーをセラミックに!精密修復のビフォー&アフター#36

After

金属インレーをセラミックに!精密修復のビフォー&アフター#36

年齢・性別 60代・男性
治療方法 セラミックインレー修復
治療回数 3回・約一ヶ月
リスク・副作用 – セラミックは硬く脆いため、過大な咬合力で破折する可能性があります。
– 装着後に知覚過敏が一時的に出ることがあります。
– セメントの劣化や歯ぎしり等により、二次う蝕やインレー脱離が起こる場合があります。
– 100 % の成功を保証する治療ではありません。
費用 8万円(消費税別・当時)

はじめに

「必要なところは全部治してほしい」というご要望を受け、治療計画を立案して優先順位の高い部位から処置を進めました。今回はその中から左下第一大臼歯(#36)の金属インレー置換をご紹介します。以前のメタルインレー下に二次う蝕が疑われたため、審美性と生体親和性を考慮しセラミックインレーへ交換する方針としました。

治療ステップ

1 日目

1. 局所麻酔・ラバーダム防湿 — 治療部位を唾液から隔離し無菌的環境を確保。
2. メタルインレー除去 — 削合時の粉塵を吸引しつつ、既存インレーと古いセメントを完全撤去。
3. 感染歯質の除去 & 歯髄保護 — う蝕検知液とマイクロスコープで感染歯質を徹底的に除去し、必要に応じて覆髄材を設置。

2 日目

1. セラミックインレー形成 — マージンを明瞭にし、歯質削除量を最小限に抑えながら形態を整えます。
2. 印象採得(型取り) — シリコン印象材で精密印象を採得し、技工所へ送付。

3 日目

1. セラミックインレー装着 — 試適で適合・形態・色調を確認後、接着用レジンセメントで装着。
2. 咬合調整 — 高さや干渉を細かくチェックし、ポリッシングで仕上げ。

まとめ・考察

適合性:マイクロスコープによる形成と高精度印象で、インレー辺縁のギャップを最小化。
審美性:隣在歯と調和する色調で自然な仕上がりを達成。
重要ポイント:見た目の改善だけでなく、二次う蝕防止のため感染歯質の徹底除去が最優先。

愛歯科医院ではマイクロスコープを標準装備し、各ステップを丁寧に進めることで長期的な天然歯の保存を目指しています。

京都市中京区 四条烏丸 愛歯科医院 金明善

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