日本顕微鏡歯科学会に参加してきました
2022年4月23日と24日に東京で開催された、日本顕微鏡歯科学会の第18回学術大会に参加してまいりました。

年に一度、春に開催されている学術大会ですが、2020年の福岡大会は開催延期となり、2021年に繰り延べとなっていました。
さらに現地開催からWEB開催へと変更になっていました。
こんかいは久々に現地開催、そしてオンラインとの併催となりました。
京都駅から新幹線に乗って東京へ向かうのもいつ以来でしょうか。
私は日本顕微鏡歯科学会の正会員であり、また認定医でもあるので、学術大会には欠かさず参加するようにしています。
日本顕微鏡歯科学会はまだ若い学会で、非常に活気があります。
そして、大学の先生方だけでなく開業医の活動もとても積極的な学会です。
東京開催での会場は「一橋講堂」というところで開かれます。
東京での土地勘はあまりないのですが、これまで5回ほどこの会場で参加しているので、駅からの道順や飲食店など周囲の状況も少しずつ分かってきました。
会場の入口では、今はどこでもおなじみになった検温と手のアルコール消毒を行います。
そして受付で健康状態と連絡先の申告を行ってから会場に入ります。
メインの講演会場や各ブースでは、立ち入り人数制限を設け、お互いの間隔を広くとるように求められます。
現地開催を実現するために感染対策を徹底して行っておられ、実行委員会の先生方にはたいへんなご苦労があったことでしょう。

基調講演に始まり、一般口演、シンポジウムなど、どれも興味深く拝聴しました。
歯科衛生士の方々の発表も多く、得るものが多かった学会参加でした。
学会メンバーの先生方にはほぼ3年ぶりにお目にかかれた、貴重な機会になりました。
コロナ禍で学術研修もオンラインでの開催が多くなりました。
それには、遠くまで行かなくても学べるとか、オンデマンド配信であれば自分の都合が良い時間に学べるなど、利点も多くあります。
知識を得るという点だけに限れば、オンライン学習で十分なのかもしれません。
しかしながら、一つところに集まって、Face to Faceの場でしか得られないもの、体験できないことも多いのだなと痛感した二日間でした。
来年は福島県で開催されるとのことで、すでに準備は始まっているようです。
また次回も参加して、良質な歯科医療を提供するために日々切磋琢磨している、日本顕微鏡歯科学会で学びを得てまいりたいと思います。